院長プロフィール
1987年東邦大学医学部卒。東邦大学心療内科にて研修、1989年東海大学精神科研修員(国内留学)。東邦大学心療内科助手、米国メニンガークリニック留学(1995~1996)、総合病院心療内科医長を経て1999年中島女性心理療法研究室・相談室開設、2006年矢吹女性心理療研究室に改称。2009年人間総合科学大学教授、2010年同大学院教授(~2022年)。2016年矢吹女性心身クリニック開設。2016年東邦大学男女共同参画推進センター(2017年ダイバーシティ推進センター)非常勤講師(~2018年)、2017年~東邦大学医学部心療内科客員講師。
資格:日本精神分析学会認定精神療法医、日本心身医学会専門医・同認定指導医、日本精神神経学会専門医、日本医師会認定産業医、臨床心理士、医学博士。
学会:日本心身医学会、日本精神分析学会、日本精神神経学会、日本女性心身医学会、日本ストレス学会、日本心理臨床学会、日本バイオフィードバック学会 等
主な著書:「内的対象喪失ー見えない悲しみをみつめてー」新興医学出版社、2019 「心身症臨床のまなざし」新興医学出版社、2014 「心身症と心理療法」編著、新興医学出版社、2002 「子どもの不安症」共著、日本評論社、2005 他多数
診療について
当院は、自由診療(自費)、完全予約制、女性のための精神療法(カウンセリング)専門クリニックです。電話受付時間(火曜・木曜・金曜・土曜の昼12:30~13:20)にお電話(03-3946-2580)で予約をお取り下さい。薬物療法は行っておりません。必要と考えられる場合は、保険医療機関と連携して診療を行います。
現在お困りの症状で他の医療機関におかかりの方は、主治医の先生にご相談の上、原則として紹介状(診療情報提供書)をお持ち下さい。
来院される方の症状・問題の例
- 喪失(大事な方を亡くした・ショックなことがあった など)
- 大事な人を亡くした時、人は「時が解決する」などと言いますが、時がたっても悲しみが心に置き所をみつけられない時があります。複雑な気持ちを語り、心の中に置き所をみつけていく作業は、カウンセリングでできる代表的なことのひとつです。物事が思ったようにいかない、というのも心の中の一種の喪失です。心の中で消化をして、置き所をみつけていくプロセスが必要です。
- 過剰適応的な生き方など、生きづらさ
- どうも納得した生き方ができていない・・・限りある自分の人生なのに、人のことばかり優先して自分を大事にできていない人は少なくありません。多くの場合、それは育ってきたプロセスで身につけざるを得なかった生き方の癖です。そもそも自分を大事にするってどういうこと?まずはしっかりと自分のための時間を持って自分のことを考える。カウンセリングはそういう時間です。
- 心が影響する身体疾患による症状(慢性頭痛:片頭痛・緊張型頭痛、慢性蕁麻疹、更年期障害など)
- からだの病気の中で、その発症や経過に心がさまざまな影響を及ぼすものを、心身症と言います。心に目を向けることによって、辛い症状に改善の糸口が見えることが少なくありません。
- パニック症、摂食障害など
- パニック症は、保健医療機関で薬物療法が行われることが多い、不安が主体の病気です。摂食障害は何らかのストレスを背景に、痩せたい気持ちがつのり、身体に大きな影響が出る病気です。パニック症も摂食障害も、心理療法として、認知と目に見える行動に焦点を当てる「認知行動療法」がしばしば行われています。当院では認知行動療法とは異なる、「力動的な視点を持った精神療法(カウンセリング)」を行っています。症状の根本にある問題をご一緒に考えることができます。保健医療機関で薬物療法や身体のケアを受けながら、当院でカウンセリングをすることもできます。ご希望の場合は主治医の許可を得て、紹介状(診療情報提供書)をいただいて下さい。
- 子どもの問題
- 上記の問題がお子さんに見られる、という方。特に思春期・青年期までのお子さんでは、親御さんが状況を理解して対応することで改善の糸口がみつかることが少なくありません。ご一緒に、お子さんの問題・お子さんを取り巻く状況などについて考えます。